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デビュー

第52回日本神経学会学術大会

 5月18日から20日まで名古屋市で日本神経学会学術大会があり、参加してきました。
 全日程通して参加したのは今回が初めてだったのですが、神経内科の若い先生や神経内科に興味のある学生さんに少しでも参考になるような観点で報告をしたいと思います。

1.前日(5月17日)
 午前中にハンズオンセミナーを午後に卒後教育セミナーを受講しました。ハンズオンセミナーは『テーマ1電気生理』を受講しました。
 受講者5人1組に対し講師1名が指導することになっており、医学部の学生が被験者をしてくれていました。私の組の学生さんは脂肪が少なく筋肉がよく発達しており非常に勉強しやすい四肢を持っていました。
 時間は2時間だったのですが、説明→実演→練習×5人とやっているとあっという間に2時間が過ぎてしまいました。また、講師の先生によるプラスαの説明など教科書には書いていない細かいところまで聞くことができて非常に有意義な時間でした。
 会費は3000円で、次回は値上がりするかもしれないようですが、支払ってでも受講する価値のあるセミナーだと感じました。
 午後の卒後教育セミナーでは「大脳高次機能診察、神経遺伝学、中枢神経感染症、ニューロパチーの病理」のそれぞれについて50分間の講義を受けました。講義のレベルとしては神経内科専門医試験に出てきそうなオーソドックスな内容でしたが、典型的な画像や簡潔なまとめなどがあり知識の整理にもなったと思います。

2.当日(5月18日〜20日)
 大まかに、午前中:一般演題、午後:シンポジウム、夕方:ポスター発表という感じで1日が流れていきます。
 私は現在の研究に関連しそうな講演を主に聞いていたのですが、会場が広いので慣れないと移動に手間取ってしまいます。
 また、「朝から晩まで神経内科」という講演が文字通り朝から晩まで行っていました。神経病理や小脳失調症など明日にでも臨床に役に立ちそうな講演ばかりでした。ベテランの先生による若い医者向けにメッセージを込めた講演「ミート・ザ・エキスパート」と題する講演もあり、全体的に卒後教育セミナーと同様に専門医試験を受けるレベルくらいを対象にしている印象です。
 会場は若い先生が多く常に満席で立ち見が廊下にあふれていたほどの盛況でした。今回は研究に関係する講演を中心に聞いていたのでこの講演はあまり聞かなかったのですが、朝一番に会場に来て良い席を陣取り一日中受講するのもありなのではないでしょうか。

3.ポスター発表
 私のメインイベントであるポスター発表は第3日目でした。10:30から自由討論で、11時からポスター発表です。私の発表は2・3質問があったのみであっさりと終ってしまいました。

4.最後に
 今回は全日程を参加させていただくことができましてありがとございました。他の人の研究発表を聞いていると触発されるのか明日からの研究の励みになってきます。今回学んだことを臨床や研究に生かし、還元していけるよう研鑽に励んでまいりたいと思います。 (長嶺 俊)

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